音楽に合わせる(Beat Sync)

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SynapseRack で曲に合わせる方法は、BPM を決める → それを使うの2段構えです。 テンポの数字は全体で1つだけあり、レイヤーもノードもそこを見ています。

Global Tempo

1. まず BPM を合わせる

Global Tempo ウィンドウが、SynapseRack 全体のテンポです。 決め方は3通りあります。

やり方手順
数字を入れるBPM の数字をクリックして直接入力(1〜500、初期値128)
叩いて合わせるTAP を曲に合わせて叩く。直近15回の平均で追従します
外から受け取るAbleton Link / OSC / Tap Tempo ノードから流し込む(後述)

数字が合っていても拍の頭がズレていることがあります。 そのときは曲の頭で RST を押してください。拍が1拍目に戻り、 Beat Sync 中のレイヤーは同時に映像の先頭へ飛びます。

ボタンの詳細は Global Tempo を参照してください。

2. 映像を BPM に合わせる(Layer の Beat Sync)

Layer ウィンドウの一番下の列、右端のメトロノームのトグルです。

ONにすると、クリップ全体がちょうど指定した拍数で1周する速度に自動調整されます。 拍数は隣の / + / /2 / *2 で変えます(1〜64、初期値は4拍)。

速度は次の式で決まります。

再生速度 = クリップの長さ ÷ ( 60 ÷ BPM × 拍数 )

BPMを動かせば速度も追従するので、TAPで合わせ込んでいる最中も映像は付いてきます。

速度は 5 倍が上限です。 長いクリップに少ない拍数を指定すると、必要な速度が上限を超えて同期しきれません。 例えば128BPMで4拍=1.875秒なので、約9.4秒より長いクリップは4拍で回せません。 「同期させたのにズレる」ときは拍数を増やしてください(8拍、16拍…)。

新しいクリップを再生すると Beat Sync は OFF に戻ります。 拍数はクリップごとに記憶されますが、同期のON/OFF自体は引き継がれません。 素材を差し替えたらメトロノームを押し直してください。

速度ボタンやスライダーを触ると同期は解除されます。 /2*2 はどれも手動操作なので、押した時点で同期から抜けます。 スライダーは、現在の速度に0.5以内まで近づけたところで操作を引き取ります(急に速度が飛ばないための仕掛けです)。

ループの継ぎ目が気になる場合は、同じ列のクロスフェードループも一緒にONにしてください。

3. ノードを BPM に合わせる

ノードには、つながなくても拍に乗るものと、つないで初めて乗るものがあります。

つながなくても拍に乗るノード

ノード拍との関わり
LFOClock Source の既定が GlobalTempo1/4拍4小節 の分割で波を打ちます
Buffer ShuffleChunk Beats(1〜16、初期1)拍ごとに刻み、Chaos の確率で飛びます
Adaptive MosaicAuto BPM が既定ONで、N拍(1〜16、初期4)ごとに主役のタイルが入れ替わります

つないで拍に乗せるノード

まず GlobalTempo ノードを置きます。 このノードは全体のテンポを信号として取り出す蛇口で、BPM・拍位置・ 拍のトリガー・小節のトリガーなどを出力します。ここから配線してください。

ノードつなぎ方
ClockGlobalTempo の BPMBeat Position を挿す。1/4拍4小節 に分周したトリガーを作れます
Step SequencerGlobalTempo の BPM を挿す。ステップ数2〜32、トラック1〜16
Content PlayerBPMSyncBeat で、Layer と同じビート同期をノード側でも使えます

ClockStep Sequencer は、置いただけでは全体のテンポに乗りません。 どちらも自前のBPM(初期値120)で走ります。わざとそうなっています—— 全体と違う速さで回したいことがあるからです。 全体に合わせたいときは GlobalTempo ノードから BPM を配線してください。

LFO の「1小節」は4拍固定です。 Global Tempo の拍子(Beats / Bar)を変えても、LFO の小節分割は 4 / 8 / 16 拍のままです。 拍子に追従させたい場合は Clock を使ってください。

4. 外部と同期する

相手できること
AbletonLink同じネットワークの Ableton Link 対応アプリとテンポ・拍を共有します。Tempo 出力を GlobalTempo ノードの BPM 入力へ挿すと、全体がLinkに追従します(LFO は Clock Source で直接 AbletonLink を選べます)
MIDI Clock全体のBPMを MIDI クロックとして外へ送ります。Start / Stop / Continue も送れます
Tap TempoタップでBPMを作るノード。BPM 出力を GlobalTempo ノードの BPM 入力へ挿します。MIDIパッドで叩けます
OSCOSC入出力から GlobalTempo ノードの BPM を書き換えられます

MIDI クロックは送信だけです。 外部機材の MIDI クロックを受けてテンポを合わせることはできません。 DAWと合わせたいときは Ableton Link を使ってください。

5. 「拍」ではなく「音」に反応させる

BPM同期とは別に、入ってきた音の大きさに反応させるやり方もあります。 AudioReactive ノードは、音量・低域・中域・高域と、 音の立ち上がり(Onset / Hit)をトリガーとして出します。

音からBPMを自動検出する機能はありません。 音に反応するノードは「今どれくらい鳴っているか」しか見ていません。 テンポは Global Tempo 側で決めるものだと考えてください。

両者は組み合わせられます。例えば OnsetClockSync へ、 あるいは Buffer ShuffleChop へ挿すと、 実際に鳴った瞬間で刻み直せます。

動画

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