Spout / Syphon / NDI を読み込む、出力する
他のアプリとリアルタイムに映像をやり取りするための規格です。ファイル書き出しを挟まずに、 映像がそのまま行き来します。
| 規格 | 使えるOS | 相手 |
|---|---|---|
| Spout | Windows | 同じPCの中 |
| Syphon | macOS | 同じMacの中 |
| NDI | Windows / macOS | 同じネットワーク上の別マシンでも可 |
Spout と Syphon は同じもののOS違いです。SynapseRack では同じ操作・同じノードで扱い、 表示される名前だけがOSによって切り替わります。プロジェクトファイルもそのまま行き来します。
受け取る(レイヤーで再生する)
Media Browser の左のフォルダ一覧に、
Spout(macOSでは Syphon)と NDI の行があります。
行をクリックすると、いま送出されているソースが並びます。 あとは動画ファイルと同じで、クリックまたはドラッグでレイヤーへ送るだけです。 映像・画像ファイルを読み込むの割り当て方がそのまま使えます。
一覧は常に自動更新されます。リロードボタンはありません。 他のアプリで送出を始めれば、そのまま一覧に増えます。 ただし更新が目に見えるのはその行を開いているときだけなので、 出てこないときは行をクリックし直してください。
検索欄では見つかりません。 検索はライブラリに取り込んだファイルだけが対象です。 Spout / Syphon / NDI は必ずフォルダ行から選んでください。
これらのタイルにはサムネイルが出ず、SPOUT / SYPHON / NDI と書かれた色付きの四角が並びます。
実体のあるファイルではないので、タグ付け・削除・サムネイル更新のメニューも出ません。
送出が止まると、レイヤーは最後のフレームで固まります。 黒くはならず、警告も出ません。一覧からタイルが消えることが唯一の合図です。 同じ名前で送出が再開すれば、自動的につながり直します。
プロジェクトに保存されるのは「ソースの名前」だけです。 プロジェクトを開いたとき、その名前の送出が動いていなければレイヤーは空のままです。 本番前は、送り出す側のアプリを先に立ち上げてからプロジェクトを開いてください。
受け取る(ノードで扱う)
映像をノードグラフに引き込みたい場合は、受信ノードを使います。
| ノード | 説明 |
|---|---|
| SpoutReceiver | macOS では SyphonReceiver と表示されます |
| NDIReceiver | 両OS共通 |
どちらも Source ドロップダウンで送出元を選び、Out から映像が出ます。
ノードの上には小さなプレビューが出るので、つながっているかその場で確認できます。
選ばないと何も来ません。自動でつながることはありません。 初期状態は
Noneです。また、一度選んだソースは消えても選ばれたまま残ります (復帰したときに勝手に別のソースへ移らないための挙動です)。Noneに戻すと、下流には黒が流れます。
NDIReceiver には Refresh ボタンがあります。SpoutReceiver / SyphonReceiver にはありませんが、
どちらも一覧は自動更新されます。
受け取った映像の解像度は、送り出し側の解像度がそのまま使われます。
送り出す
何もしなくても、本体の映像は出ています
SynapseRack は起動している間、最終出力を SynapseRackMain という名前で
Spout(Windows)/Syphon(macOS)に送り続けています。
OBS などで画面を拾いたいだけなら、受け取り側でこの名前を選ぶだけで済みます。
設定項目もON/OFFもありません。
SynapseRackMainは SynapseRack 自身の一覧には出てきません。 自分の出力を自分で受け取ると映像がループするので、意図的に隠されています。
名前を決めて送る、絵を選んで送る
Node Editor で送信ノードを置きます。
| ノード | 説明 |
|---|---|
| SpoutSender | macOS では SyphonSender と表示されます |
| NDISender | 両OS共通。ネットワーク越しに送れます |
In に送りたい映像をつなぎ、Name に送出名を入れます(初期値は OutputName)。
ノードの上に Sending: <名前> と出れば送出中です。
全体の映像を自分の名前で送りたい場合は、
MasterOutput ノードの Out を送信ノードの In につないでください。
MasterOutput は最終出力を取り出すだけの読み取り専用ノードです。
送出の解像度は、つないだ映像の解像度です。MasterOutput の場合は
メニューバーの Setting → GlobalSettings → Project の Resolution(初期値 1920 × 1080)になります。
この数字は MasterResolution ノードからも取り出せます。
透明度(アルファ)が残るのは NDI だけです。 NDISender はアルファを保ったまま送りますが、Spout / Syphon 送出(
SynapseRackMainを含む)は 不透明になります。切り替える設定はありません。 抜きの映像を他アプリへ渡したいときは NDI を使ってください。
注意点
Spout は Windows 専用、Syphon は macOS 専用です。 ノードとしては同じもので、保存されるデータも同じなので、 プロジェクトファイルは両OS間でそのまま持ち運べます。表示名だけが切り替わります。
つながるまで数秒かかることがあります。 受信側は最初の1枚が届くまで最長5秒ほど待ちます。 それでも届かない場合は諦めて、映像は出ません。選び直すか、送出側を確認してください。
関連
- Media Browser — 受け取ったソースが並ぶ場所
- Layer — 受け取った映像を再生するウィンドウ
- 映像・画像ファイルを読み込む — レイヤーへの割り当て方は共通です
- OBSで配信する — 配信ソフトへ渡す








